キャッシュレス、セルフレジ、自動販売機、近年、私達の周りは、人を介さないで買い物ができたり、スマホ1つでチケットの予約や、乗り物の切符を購入するなど、色々なことが便利になってきています。
現金を持ってなくても、スマホが銀行やクレジットカードと連携していれば、買い物だって問題なくできます。
便利な世の中です。
この便利さは、全ての世代の人に当てはまっているのかな?と思う事がありました。
70代位の方がコンビニで荷物を送ろうとしていました。
送り状を準備されて、荷物を持ってレジのほうに向かわれました。店員さんに荷物を渡した際に、コンビニのカードか現金かで支払うのをタッチパネルで操作するように言われていました。
コンビニのカードを持っているので、カードだけを店員さんに渡しました。
店員さんは、タッチパネルを押すように伝え、タッチパネルを押した後、次はカードをかざす場所がわからず、少し時間がかかり、カードをかざすと、そのカードは違うお店のカードだったらしく、それじゃないと少し冷たく答えられました。
その間にレジで並んでる列は少しずつ増えていきました。
一生懸命探しているのですが、なかなか見つからずやっと見つけたと思って、カードをかざすと、そのカードの中に残金が残っていませんでした。
チャージをしなきゃいけなかったのです。
レジの列がどんどん長くなっていきます。チャージ終え支払い終え、そのご婦人は「わからなくてごめんなさいね。ありがとう。」と申し訳なさそうにレジを後にしました。
子供の頃、両親や親戚の方、近所の大人の人達がわからないこと、体験した事がないことを優しく親切に教えてくれたと思います。
大人になってから、知らない事を学ぶには、少し時間がかかったり、忘れっぽくなったりして、子供の頃に学ぶより難しい事が多いかと思います。
便利な世の中。
対話がなくても、完結してしまう世の中。
『ありがとう』『ごめんなさい』と口に出して、笑顔を交わす。人と関わることも大切だなと思い、同時に、自分ができることは、周りの人は、わかるはずだ、できるはずだと思い込まないように気を付けようと思いました。
他人に優しくできる世の中であって欲しいなと思いました。
コラム by【すいたんらぶ】