私は子どもの頃、福岡の田舎で育ちました。
両親は自営業で共働きでしたが、周囲は農家が多く、その当時３世代同居の大家族がいくつかあるような土地柄でした。
そもそも田舎で人がそう多くないこともあり、遊びなかまは基本異年齢です。
近所には犬、猫、にわとり、キジ、牛もいて、川で魚をとったりすることもごく普通にありました。
子どもの頃の楽しかったこと、おもしろかったことをなつかしく思い出す時には、地域の異年齢の遊び友達、近所のおじちゃん、おばちゃん達、おじいちゃんやおばあちゃん、ひいおばあちゃんたちの顔も一緒にうかんできます。
小さな公民館では季節ごとにいろいろ行事があり、おばちゃんたちが作った、かしわご飯やおもち、カレーを食べた事を思い出します。
大人たちが地域の子どもたちをおおらかに見守りながら、かわいがってくれていたんだと思います。今では感謝しかありません。
そういった地域の活動をとおして「楽しかった」「うれしかった」という体験を子どもの頃に得た事はとても幸せな事だと思います。
今、この地域の子どもたちに、次の世代へ、その体験を少しでも渡していけたらいいなぁと思っています。
コラム by 【 ちゃぼ 】
